
はじめに
こんにちは、Ariです。
切り傷にバイキンが入ると赤く腫れますが、数日後には直ってますよね。これは私たちの身体に備わった自然治癒力の炎症作用のおかげです。
私たちが健康に生きるためには欠かせない機能ですが、これが長引くと身体に大きな弊害を起こしてしまいます。
今回はこの炎症作用について解説します。
炎症って何?
炎症は身体の自然治癒力が働くことを意味します。
身体は怪我や感染などの有害な刺激を受けたときに、これらを取り除こうと反応します。
身体はまず炎症を起こして身体の自然治癒プロセスを開始することが多いです。
炎症は通常、怪我をした細胞が治るまで、あるいはウィルスを体内から排除するまでの短い間だけ続くのですが、たまにこのプロセスがうまく働かないことがあり、問題を起こしてしまいます。
2つの炎症
炎症には急性と慢性のものがあります。
急性炎症は速やかに症状が現れ数日、長くても数週間で終息します。これが炎症の本来の役割なのですが、いつもこう働くとは限りません。
慢性炎症とは、この炎症状態が長く続くことです。
炎症の原因(感染、怪我、アレルギーなど)となるものが治らないと慢性炎症を引き起こします。
問題は身体を治癒するはずの炎症が、逆に身体を傷つけてしまっているところにあります。
慢性炎症では私たちの健康な細胞が害のある化学物質にさらされ、患部が腫れたり熱をもったりします。これが長く続くと細胞そのものを痛めてしまいます。
炎症を起こす原因
細菌やウィルスが体内に侵入すると、身体の防御反応が働き炎症を引き起こしてそれを排除します。数日して侵入物が排除されると炎症もおさまります。
一方で、慢性炎症の原因を突き止めるのはそれほど簡単ではありません。
慢性炎症の原因には、身体の不均衡から起こる怪我、有害物質に長い間さらされるとこ、自己免疫疾患などのほかに、不健康な生活習慣や身体に合わない食べ物を撮り続けることがあげられます。
身体が炎症を起こしているサイン
急性炎症は下記の症状が現れます。
- 赤み
- 発熱
- 腫れ
- 痛み
- 機能障害
慢性炎症のサインはそれほどはっきりしていないため、下記のような症状がある場合は注意が必要です。
- お腹周りの脂肪増加
- 高血圧
- 消化器官のトラブル(便秘、ガス、下痢)
- 肌のあれ
- アレルギー反応
- 顔のむくみ、目の下のクマ
- 歯茎の病気
- うつ気味、心配性
- ED
炎症が長引くと…
炎症が起こると化学物質がリリースされ、一時的に細胞を傷つけて身体を修復します。
炎症は短期間で治るべきもので、これが長引き慢性炎症になると細胞を痛め、リウマチ、がん、糖尿病、多発性硬化症などの大きな問題を引き起こしてしまいます。
最後に
本来ならば、身体を守ってくれるはずの炎症作用。慢性化してしまうと怖いですね。
次回は慢性炎症の予防法を紹介します。
Healing Within NZでは、みなさまの美容や健康に関する悩みや質問にお答えします。お気軽にお問い合わせください。