
はじめに
こんにちは、Ariです。
体重を減らすには「食べる量を減らして、運動量を増やす」あるいは「摂取カロリーより消費カロリーを増やす」と思っていませんか?
確かに最初のうちは体重が減るかもしれません。でも体重の減り具合が止まった、さらには体重が元に戻ってしまったという経験はありませんか?
多くの人が同じような経験をしています。その理由は;
- 体重の減る仕組みは複雑で人によって反応は様々
- 「食べる量を減らして運動量を増やす」は血糖値やインスリンなどの生化学的見解を無視しているため
今回は体重が減る仕組みを理解し、効果的に脂肪を燃やす方法を紹介します。
なぜ「食べる量を減らし運動量を増やす」で体重が減らないのか?
理由のひとつは、体重管理におけるホルモンの働きを無視しているためです。
カロリー計算では、すべてのカロリーが同じように代謝されるとみなされます。
ビール1杯とベーコン3枚はどちらも約150カロリーですが、同じように代謝されるのでしょうか?
脂肪減少への鍵を握るのは血糖値とインスリン
ビールとベーコンは同カロリーでも、私たちの身体はまったく違った反応をします。
ビールは栄養価が低く炭水化物が多く含まれた飲み物で、血糖値を急上昇させてインスリンのレベルを高めます。
一方ベーコンはタンパク質を多く含み炭水化物はあまり含まれないため、血糖値に影響をほとんど与えません。
私たちが何かを食べると血中のグルコースが増えます(血糖値の上昇)。これに反応して膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンは血液中の糖分を脂肪に取り込むだけでなく、脂肪をエネルギーとして使うのを妨害します。
つまりインスリンのレベルが高くなると、身体はグルコースを脂肪として蓄えるだけでなく、脂肪を燃やすことをやめてしまうのです。
血糖値とインスリンのレベルが正常値よりも増えてしまうと、私たちの身体は脂肪を蓄えるモードに入ってしまうため、体重を減らすことはほぼ不可能となります。
インスリンのレベルが高まると、細胞がグルコースを燃焼する間、脂肪は蓄えられたままとなります。
それではグルコースが消費されきって、もっと燃料が必要になったらどうなるのでしょうか?
通常であれば脂肪を燃やしてエネルギーを作るのですが、インスリンレベルが高いとこのい脂肪が使われないので、身体はもっと食べ物が必要だ(お腹がすいた)というシグナルを出すのです。
このため、体重を減らすどころか、逆に体重が増えてしまうのです。
この空腹感を我慢すれば、短期的には体重が減りますが、カロリー制限から代謝がだんだん落ちていき、最後にはどれだけ空腹を我慢しても体重が減ることがなくなります。
一方、血糖値とインスリンレベルを正常に保った場合は、身体はまずグルコースを燃料に使い、それがなくなると脂肪を燃やします。
こうしてカロリー制限が初めて減量へとつながるのです。
最後に
今回は痩せるためには下記のことが効果的だと話しました;
- 「食べるのを減らし運動を増やす」減量には効果的でない
- 血糖値とインスリンレベルを調整することで、ずっと簡単に痩せられる
- カロリー計算する代わりに血糖値とインスリンレベルを下げる努力をする
次回は脂肪を減らすためにどのようにして血糖値とインスリンレベルを下げることができるか紹介します。
Healing Within NZでは、みなさまの美容や健康に関する悩みや質問にお答えします。お気軽にお問い合わせください。